或る塾講師の読書録

簡単に読める小説を中心に、紹介できれば良いなと思っています。

【10分読書】『蜘蛛の糸』(著:芥川龍之介)【青空文庫】

一念発起して、ブログを始めたジュクリブです。

 

勢いでブログまで作ったものの、全く何を読むかを考えていませんでした。

最初は簡単な作品が良いよなと、自分の記憶にアクセスします。すると、一つのイメージがヒットしました。芥川龍之介の作品は、読みやすいと言われていた気がする…。

 

芥川龍之介。説明するまでもなく、大正時代あたりに活躍した超有名文豪の一人です。

芥川龍之介の作品と言えば、今日の題材である『蜘蛛の糸』のほかにも、『羅生門』『鼻』『杜子春』『トロッコ』などが挙げられると思いますが、これ以外にもたくさんの作品を著しています。芥川龍之介の作品の多くは短編小説なので、小中学生やまとまった時間があまりとれない人にもお薦めです。

 

さて、前置きはこのくらいにして、記念すべき1冊目となった『蜘蛛の糸』について書いていきましょう。

 

「『蜘蛛の糸』を読んだことがありますか?」

 

と質問すれば、多くの人が読んだことはあると答えると思います。私も、小学生か中学生だった頃に、授業で読まされた記憶があります。

 

「それでは、あらすじを覚えていますか?」

 

 この問いに答えられる人は、案外少ないかもしれません。

かくいう私も、うろ覚えでした。あらすじは最後に書きますが、10分もあれば読み終わるほどの短編ですので、是非読んでみてください。

 

この作品は、泰然自若としたお釈迦様と、いかにも人間臭い罪人のカンダタの対比が非常に印象的な作品です。そして、カンダタの一挙手一投足に、共感したり、コミカルさを感じたりするのだろうと思います。そして、読了後、私の頭にはこんな問いが浮かんできました。

 

「もしも、自分一人にだけ一億円をもらえるボタンと、自分含めた1万人のそれぞれに1万円がもらえるボタンがあったとしたらどっちを押すだろうか?」

皆さんはどちらを押すでしょうか?

 

私は間髪入れずに、前者のボタンを押しますね(笑)

そんな私は完全にカンダタ寄りの人間なんでしょう。

『情けは人の為ならず』という諺が脳裏にうかびますね。 

 

さて、これより下は超ざっくりとしたあらすじです。これから、『蜘蛛の糸』を読もうと思う人は見ないほうが良いと思います。

それでは、この記事はこのへんで。

 

 

(『蜘蛛の糸』超ざっくりあらすじ)

 

お釈迦様:良い朝だな~。極楽を少し散歩しよう。そういえば、極楽の蓮池の下って、地獄だったよね?少し覗いてみるか…。

 

地獄には、罪人のカンダタ

 

お釈迦様:カンダタは、人を殺したり、家に火をつけたりしていた。しかし、小さい蜘蛛を助けたこともあったな。そうだ!地獄から抜け出すチャンスをあげよう!

 

お釈迦様が、蜘蛛の糸1本をカンタダの前に垂らす。

 

カンダタ:この糸をよじ登っていけば、地獄から脱出できるんじゃね?ラッキー!

 

カンダタは、一心不乱によじ登る。しかし、見下ろすと他の罪人達もよじ登っている。

 

カンダタ:バカ!この蜘蛛の糸は俺のものだ。そんなにみんなで登ったら、この糸が切れるだろ!

 

蜘蛛の糸:ブチッ。

 

カンタダ:あ~れ~。落~ち~る~。

 

お釈迦様:一人だけ助かろうとするから…。