或る塾講師の読書録

簡単に読める小説を中心に、紹介できれば良いなと思っています。

【10分読書】『ビール会社征伐』(著:夢野久作)【青空文庫】

 どうも。お酒はバーボンが好き。ジュクリブです。

 

 皆さんは、お酒が飲みたいけど、お金がない。そんなことを経験したことはありますか?

 

 さて、本日紹介するのは、そんなお話。夢野久作著『ビール会社征伐』です。

 著者の夢野久作と言えば、三大奇書の一つ『ドグラ・マグラ』が有名でしょう。個人的には、不可思議で怪奇的な作品を書くイメージがありました。しかし、この『ビール会社征伐』は、全くそんなところがありませんでした。

 

 早速、『ビール会社征伐』を読んでの感想です。

 率直に言って、中身がない。ただただ馬鹿らしい。だが、それがおもしろい。頭を空っぽにして、読める作品だと思います。小難しい小説を読んだ後の気分転換に、軽い気持ちで読んでみる。そのくらいがちょうど良いと思います。

 登場人物の心情を考えるだとか、この小説のテーマの何かを考えるのは、この作品においてはナンセンス。ただただ、「こいつらバカだな~」と思いながら、楽しく読めば良いと思います。

 

 この作品は、10分もかからずに読める青空文庫にある作品です。是非一度読んでみてください。

 以下、超ざっくりあらすじです。『ビール会社征伐』をこれから読む人は注意してください。ネタバレを盛大に含みます。

  それでは、このへんで。

 

(超ざっくりあらすじ)

 筆者(主人公)は新聞社に勤める。しかし、その新聞社は経営難で、給料の支払いが滞ることもしばしば。そんなときのお話。

 

同僚たち:酒飲みたーい!でも、金がなーい!

同僚A :ビール会社のテニス部に、試合を申し込もう。もしかしたら、もてなしでビールが飲めるかも。

同僚一同:賛成!!

 

~電話~

同僚B  :ビール会社さん。テニスの練習試合しませんか?

ビール会社:いつでも良いよ!(もしかしたら、新聞で宣伝してもらえるかも・・・)

 

~選手選抜~

筆者 :メンバー誰にするよ。まともにテニスできるの俺しかいないぞ。

同僚C:筆者。お前、下戸だろ。お前にはこのメンバーに入る資格がない。俺がこのチームの主将になる。テニスのルールは知らん。最悪、柔道4段の腕前で、相手を絞めてやる。

筆者 :えぇ・・・。とりあえず、Cはマネージャーとしてついて来なよ。そうすれば、メンバーの一員だ。ところで、みんな、ルール説明するよ!

同僚一同:そんなのやればわかるよ。帰ろ帰ろ。ビール楽しみ!

 

~試合当日~

筆者 :とりあえず、俺の組が先鋒で。あわよくばリードをとりたい。ゲッ!!相手、チームのナンバー1、2じゃん。

 試合はボロ負け

 

~試合終了後~

ビール会社:みなさん。お疲れさまでした。ビールですよ。

同僚一同 :やった!!!